スキルシートとは
エンジニアをやっていると、スキルシートを書くことがあると思います。
スキルシートとは、自分が経験した業務や扱える言語等を記載する、経歴書のことです。
案件獲得や転職活動でも使えるため、エンジニアとして関わった業務は、忘れず記載した方が良いです。
スキルシートの重要性
スキルシートの書き方一つで、案件獲得率や単価がグッと大きく変わります。フリーランスとして活動するにあたって、スキルシートはあなたをブランディングするツールとなります。スキルシートの書き方が適当だと、先方に適当な人なんだと悪い印象がついてしまいます。せっかく経験があっても、案件獲得できなかったり、単価が下がったりとマイナスにしかなりません。
スキルシート作成のポイント
まず、採用担当の方がどのような点をチェックしているのかを考えてみます。企業側は、フリーランスの方に即戦力として活躍してほしいと考えています。そのため、「スキル・経験がプロジェクト内容とマッチしているかどうか」を、スキルシートに記載してある内容から推し量ります。この点をチェックするための情報が不足していると、「あなたがどのようなエンジニアなのか」「プロジェクト内容とマッチしているかどうか」がイメージしづらく、採用のハードルが上がってしまいます。
見る人の立場に立って、具体的で分かりやすいスキルシートを心がけることが重要です。
そんなスキルシート作成のポイントを紹介します。
1.見やすく簡潔にまとめる
スキルシートに限った話ではないですが、見やすいことは大事です。ダラダラと文章が続くと、読みにくい上に読み手は退屈です。A4で2~3枚、多くても4枚程度におさめるのが無難です。箇条書きで揃える、文末を言い切り型で統一するなど、見た目も整えることが大切です。誤字脱字も無くすために、必ず見直しは行ってください。
2.担当した業務を分かりやすく
これまで経験したプロジェクトの規模感や担当ポジションなどを、なるべく詳細に分かりやすく記載しましょう。そうすることで、採用担当者は求めている人材像にあなたがマッチしているかイメージしやすくなり、参画後のミスマッチを防ぐことにつながります。リーダーの経験がないのにいきなりリーダーをやらされるってこともあるみたいです。また、「成果」まで記載できるとより良いです。
3.開発環境をできる限り具体的に
使用言語のバージョン、フレームワーク、ツールまで詳しく記載しましょう。特に、言語のバージョンは物によっては大きく違うことがあるので、自分が開発している言語のバージョンは把握した方が良いです。ただし、現場にはあったものの自分が使っていないツールや環境は、誤解を招いてしまうので記載しない方が良いです。
4.守秘義務は守る
リリース前のサービス等、情報公開に制限がある業務の場合は、具体的な企業名やサービス名は伏せて書きましょう。(例:「大手ゲーム会社でのソーシャルゲーム開発」など)
スキルシート関係なしに、セキュリティ面で大事な部分になるので、気をつけてください。
5.業務以外での活動もアピール
ブログ等が活動のPR場所になっている方は、それらを記載するのも自分のスキルを手っ取り早く知ってもらうための一つの手です。
技術に関して、アウトプットできることは、理解度が高いことの証明になります。
他にも、セミナーに通っている等、日頃から勉強している方は、勉強意欲があるというアピールになります。
6.人間性もイメージさせる
スキルや経験をまんべんなく書いたら、残るはあなたの「人間性」です。技術思考の高さや協調性などをアピールすることで、「技術」のみをアピールする他のエンジニアに差をつけることができます。「こんな人と一緒に働いてみたい」と思わせるような自己PRが書けると、案件を獲得しやすくなります。
まとめ
スキルシートではこれまでの経験やスキルをまんべんなく記載し、面談では「プロジェクトで求められていること」に絞って話をする、という流れが良さそうです。フリーランスの方がご自身のスキルを知ってもらう最初の方法がスキルシートです。ぜひ、最大限アピールできるよう なスキルシートを作成してみてください。