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初心者の挫折防止!プログラミングを教える時のコツ7つ

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プログラミングを教えるコツ

初心者にプログラミングを教える際、うまく伝わらなかったり、理解してもらえないことがあると思います。また、初心者からしても、教えてもらってるがよく分からず、諦めてしまうこともあると思います。折角プログラミングを始めたにも関わらず、よく分からないまま辞めてしまうのは勿体ないです。「理解できない自分が悪い。プログラミング向いていない。」と思いがちですが、案外指導者側に問題があることが多いです。

プログラミングで何が出来るのかを教える

プログラミングを始める際、アプリやゲームを作りたいという目標を持つ人は多いです。しかし、プログラミングを始めたばかりだと、条件分岐や繰り返しと言った、基礎の構文から学ぶ為、アプリやゲームを作るイメージが出来ません。それぞれの構文で何ができるのか、何を目的としているのか、しっかり説明してください。

共感する

プログラミング初心者がエラーを出している時、指導者はどの様に教えているでしょうか。
「それは違うよ」、「こう書くんだよ」といきなり訂正する人は多いと思います。
それだと、初心者が一生懸命考えたのに、出鼻を挫かれて、モチベーションが下がる要因になりかねません。
初心者が間違ってたり、分からない場合は、まず共感してあげましょう。
「惜しい!ここまで合ってる!」や「ここ難しいよね!俺も最初分かんなかったわ!」と伝えることで、「自分だけが出来ていない・向いていない」というマイナスを避けることができます。
実際、オブジェクト指向のクラスとメソッド等、みんな同じとこで躓いてます。

専門用語を使わない

英語を教える際に、難しい英単語で説明しても理解してもらえません。
プログラミングでも専門用語は数多く存在しています。クラスを知らない子に「このクラスを使って〜」と説明しても理解できません。頭の上に?マークが出るだけです。
エンジニアは自分の知識を披露しがちです。「もっと良い方法を知ってる。最近流行ってる。」等、知識が豊富で他人へ共有することはとても良いことですが、共有先を間違ったり、目的から外れてはただの自己満になります。
初心者は、ただでさえ知らない事を苦労しながら学んでいる為、さらに難しい単語を言われるとパンクして、モチベーションが下がることもあります。

構文を教える際には、身近なものに例えて話すと理解度は増します。また、プログラムを書かせる前に、一度日本語で書いてみるのも効果的です。処理の流れには、フローチャートを用いて視覚的に理解できる様にすることも良いです。

教える際は、相手の求めてる答えを見極め、分かる言葉を使い、必要以上の情報は与えない様に心掛けてください。

コードを書いてもらう

初心者がプログラミングを教えてもらい、理解できたとしても、いざコードを書くとなると、案外書けないことが多いです。プログラミングを教える際は、実際に書かせる方が良いです。例えば、サンプルコードに追加でコーディングしてもらう際でも、サンプルコードを渡さず、サンプルコードから書いてもらう方が、書く力も付くので、一石二鳥です。実際に業務を行う際にも、一からコーディングをする機会もあるはずなので、その対策にもなります。

調べさせる

プログラマーになったら一人でコーディングができないといけません。もちろん、分からないことは人に聞くべきですが、それ以上に自分で調べることが重要です。今は、ネット上にプログラミングの情報が出回っています。同じ様なことで悩んでいる人も必ずいます。プログラミング初心者は、「何を調べたら良いか分からない」「分からないところが分からない」という状況になります。経験や知識が付いて来れば、調べ方が上手くなり、一人で解決しやすくなります。

エラーを発生させる

「人間は失敗から学ぶ」という言葉を聞いたことがあると思います。プログラミングでも、いきなり新しい構文や正解を教えるより、わざとエラーを発生させたり、面倒なコーティングをさせてから教えた方が効果的です。それにより、各構文のメリットや使い方がイメージしやすくなります。
例えば、「おはよう」と10回表示させるプログラムを書く場合、繰り返し文を知らないと「おはよう」を10回書くしかないです。一度10回書かせた上で、100回,1000回表示させる時は?という様に嫌な顔をさせます。その上で、繰り返し文を使えば簡単に書けるという教え方をすれば、学ぶ側も納得するし繰り返しを使う場面をイメージすることができます。

教える対象のことを知る

プログラミング教育のマニュアルがあったとして、それの通りに教えても全ての人が理解してくれるとは限りません。理解できる人もいれば、できない人もいます。人によって考え方や性格が違うので、同じ教え方をすれば良いとは限らないです。その人が何を理解していないのか、何に躓いているのか、一度考えてみてください。それぞれの人にあった教え方(例え話など)が必ずあるはずです。

まとめ

教える側が寄り添うことが特に大事です。
最初は誰だってプログラミングが分かるはずありません。その人のことを知って、理解してもらえるためにどうしたら良いかを突き詰めていけば、結果は付いてきます。
一度は興味を持ったプログラミングを教える側のせいで挫折させない様に心掛けてください。

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