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【PHP入門④】条件分岐 ~初心者でも安心!基礎から学べるプログラミング講座~
繰り返しとは?
繰り返しとは、条件が満たされてる限り、同じ処理を何度も行うプログラムのことです。
例えば、「おはよう」と5回表示させるプログラムを作る場合、
「おはよう」と表示させるプログラムを5回書けば実現可能です。
では、100回表示させたい場合は・・・?
「おはよう」と表示させるプログラムを100回書けば可能ですが、非常に面倒です。
そこで、繰り返しを使えば簡単に「おはよう」を100回表示させることが出来ます。
繰り返し
while文
while文は、ある条件が満たされる限り、処理を繰り返します。
①条件を見る→②へ
②条件を満たした場合→②-Aへ。条件を満たさなかった場合→②-Bへ
②-A while文の中へ入る→③へ
②-B while文を飛ばす→終了
③処理を実行する→①へ
while文の書き方は以下になります。
イメージしやすいように番号を振ってます。
while(①条件) { ②-A ③処理1; } ②-B
では、「おはよう」を5回表示させるプログラムを書いてみます。
$i = 0; while($i < 5) { echo "おはよう"; $i++; }
まず、「$i」という変数を作り、値として「0」を入れています。
次にwhile文の処理を行います。ここでの条件は「$i < 5」です。
「$i」には「0」が入っているため、条件を満たしています。
while文の中に入り、処理を実行します。
「echo “おはよう”」で「おはよう」を表示させます。
次に、「$i++」で$iの値を1増やしています。
そして、再び条件を見ます。
「$i < 5」という条件を満たさなくなる、つまり「$i >= 5」になるまで
このwhile文の処理は続きます。
「おはよう」を5回表示させた後に、「$i」が「5」になるので
そこでwhile文の処理は終了します。
「$i >= 5」にならなかったらどうなるの?と思った方もいると思います。
「$i++」を書き忘れると、「$i」は「0」のままなので、「$i >= 5」になることはありえません。
その場合、while文から抜け出せなくなります。
ずっと処理が行われている形になるので、while文を書く際は、十分気をつけて下さい。
for文
繰り返しはwhile文の他に、for文が存在します。
while文で$iという変数と作りました。これは、繰り返す回数を決める為に使ってます。
この様に繰り返す回数が決まっている場合は、for文の方が適しています。
条件を満たしている間繰り返すという部分はwhile文と同じです。
違う点は、変数の初期化と再初期化がある点です。
for文に入ると、まず変数を初期化出来ます。
条件を満たしていれば、for文内の処理を行い、変数を再初期化します。
for(初期化;条件;再初期化) { 処理; }
「おはよう」を5回表示させるプログラムをfor文を使って書いてみます。
for($i=0;$i<5;$i++) { echo "おはよう"; }
while文で書いていた、「$i=0」と「$i++」が書かれています。
初期値が0の$iをfor文が繰り返される度に、1足しています。
この様に繰り返す回数が決まっている場合は、for文の方がスッキリする上に
for文内には、実行したい処理のみ書けば良いので楽です。
まとめ
繰り返しを使うことで、反復した処理を簡単に書くことが出来ます。
while文とfor文は、どちらか使えれば繰り返すことは可能ですが、
それぞれ適切な使い道があるので、意識しながら使ってみてください。
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